宮城県大崎市岩出山。
伊達政宗公ゆかりのこの地に「よっちゃん農場」はあり、町から少し離れた山道を進むと四季折々の作物が育つ畑が広がります。
風がよく通る沢沿いにあり、裏山から湧き出る清らかな水が作物を育てる力となっています。
育てているのは、お米や野菜、そして主役のとうがらし。どれも、できるかぎり農薬に頼らず、手間を惜しまず大切に育てられています。
よっちゃん農場さんを訪ねた日、ちょうど山で採れたばかりの筍で、筍ご飯や新鮮な野菜をご馳走になりました。
自然の恵みがまっすぐ届くような滋味深い味。あたたかな人柄と手間ひまかけた暮らしが、そのまま料理にあらわれていて、心に残る時間でした。
そんなよっちゃん農場さんがつくる「よっちゃんなんばん」は、自家栽培のとうがらしを使ったピリ辛調味料。辛さの中に深いうまみがあり、料理に少し加えるだけで、味わいがぐっと引き立ちます。
今回は、その「よっちゃんなんばん」を使った、夏にぴったりのレシピをご紹介します。
【よっちゃんなんばん】で
ピリ辛肉そぼろのオクラがけ
[材料(2人分)]
・オクラ…8〜10本程度
・豚ひき肉…100g
・にんにく(みじん切り)…1片分
・生姜(みじん切り)…1片分
・よっちゃんなんばん…大さじ1
・ごま油…小さじ1
・ねぎ…適量
[作り方]
1. オクラは塩をふって板ずりし、熱湯でさっと茹でて冷水にとり、水気を切って器に盛る。
2. フライパンにごま油を熱し、にんにくと生姜を炒めて香りを立たせる。
3. 豚ひき肉を加えて炒め、火が通ったら「よっちゃんなんばん」を加えてよく混ぜる。
4. 肉そぼろをオクラの上にたっぷりとかけ、ねぎをちらして完成。
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ピリ辛の肉そぼろと、オクラの食感が相性抜群。冷たいビールにも、白いごはんにもよく合います。
自然に寄り添いながら育まれたよっちゃん農場の味を、ぜひご家庭でもお楽しみください。
ガラスのうつわは、サブロウさん。
お箸は、ヤマチクさん。
箸置きは、mix&mingle