
大橋保隆
一枚の銅を器にする。新潟県燕市の鎚起銅器職人、大橋保隆さん。
玉川堂から独立して個人で鎚起銅器をつくる大橋さんは、玉川堂の社長を務めている7代目、玉川基行さんの従兄弟にあたります。
鎚起銅器は一枚の平らな銅板を木槌や金槌で叩いて打ち起こし、銅器を作っていく伝統的な加工手法です。
江戸時代から伝わり、新潟県の無形文化財にも指定された鎚起銅器は約200年の歴史があります。
「日々の生活で使ってほしい」という思いから、シンプルでベーシックな作品を日々制作されています。
【燕鎚起銅器】
一枚の平らな銅板を木槌や金槌で叩いて打ち起こし作られる伝統的な銅器です。
江戸時代から伝わり、新潟県の無形文化財にも指定された鎚起銅器は約200年の歴史があります。
江戸時代に銅山が活況となった燕一帯に起こった産業です。
1枚の銅板から生み出される日用品でもあり芸術品作品。制作には1ヶ月かかることもあり、一つひとつ手作業で作られる一点もの。
表面には化学反応による着色が施されており、使い込むほどに光沢が増すのが特徴です。