みやび行燈製作所
みやび行燈製作所さんは、大正時代より続く、「駿河竹千筋細工」の工房です。
「駿河竹千筋細工」は竹を細く丸く削り、それを1本1本手で組んでいく技法。
江戸時代からその技術は受け継がれ、昭和51年には国から伝統的工芸品に認定されました。
家業を兄弟3人で受け継ぎ、「使われてこそ活きる竹細工」をモットーに、力を合わせて作品を生み出し続けています。
創業当初は大手電機メーカーと契約して照明器具を納めると同時に、全国百貨店に、生活用品の卸売販売を行ってきました。照明器具はもちろんのこと、茶道道具や花器など、竹を使った作品を数多く生み出してきました。
現在は、オーダー製品として、日本旅館やホテルの照明機器なども手がけています。
また、デザイナーとコラボして、現代の生活スタイルに合わせた新製品を次々と発表し、近年では、ヨーロッパでの新ブランド展開も行っています。
【沿革】
1914年 | 初代 杉山参司が竹細工業を始める |
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1965年 | 有限会社みやび行燈製作所 創業 |
1976年 | 通商産業省伝統的工芸品指定 |
2007年 | 雅俊が4代目を継承 |
2010年 | 駿河竹千筋細工新作展 静岡市長賞 受賞 |
2012年 | 静岡伝統産業工芸展 静岡県知事賞 受賞 |
2013年 | 全国伝統的工芸品公募展にて経済産業大臣賞受賞 (照明デザイナー谷俊幸氏とのコラボ作品「HOKORE06」) |
2014年 | 駿河竹千筋細工新作展 静岡市長賞 受賞 |
2018年 | 静岡伝統産業工芸展 静岡特産工業協会 会長賞 |