ものや人の周りに漂う間(ま)を感じることが好きです、おっしゃる田中さん。
場や時が変わると、うつろい姿を変える間、
そんな間の存在を形にすることを制作を通して模索されています。
扱う陶土は、焼成することで半永久的に残り続ける素材でありながら、大事にしないと脆く壊れやすい。
それはまるで、私たちの生の歴史を写し取るかのような素材だと日々感じながら…
強く、柔らかく、変化を表現していけたら…、そんな思いが作品に溢れています。
【略歴】
1986年 東京都生まれ
2013年 東京芸術大学美術学部工芸科 卒業
2015年 東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻陶芸 修了
2015年 Echika 池袋ギャラリー メトロ文化財団賞受賞展 / 地下鉄池袋ギャラリー
杜窯会作陶展 / 日本橋 三越 (以後毎年)